クライアントさんから、
「集客できる広告をつくるための手っ取り早い方法ってなんですか?」
と聞かれることがよくあります。
そんな時は、私はきまってこのように答えます。
「テストを繰り返すことです」
テストとは「A/Bテスト」のことですが、ほんと、これしかないんですよね。
集客のプロが作った広告を1年間出し続けるよりも、素人がA/Bテストを1年間繰り返して精度を高めていった方が集客効果ははるかに高くなります。
さらにいえば、
世の中には「こうすれば必ず売れる!」とか「集客できる絶対法則」といった本を、たくさん見かけますよね。
では、そういった知識を取り入れれば必ず集客できる広告を制作できるようになるのでしょうか?
私はそうは思いません。
その理由は「たくさんの本」があるからです。
意味わかりますかね?
「こうすれば必ず売れる!」というバシっとした方程式がないからこそ、多くの専門家があれがいい!これがいい!という書籍を上梓するんです。
そもそも専門家が本を書くのにも理由があるんです。
それは専門家としての箔が付くから。それだけです。
もちろん学びになる書籍はたしかにあります。
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話しを元に戻すと、
「こうすれば必ず売れる!」という方程式があれば、そういった専門書は1冊あればいいわけですよね。
そんな方程式があったら私も知りたいくらいです。
なぜ、売れる・集客できる方程式が無いかというと
↓これら↓が複雑に絡み合うからなんです。
◉ どのようなお客さんを相手にしているか
◉ 予防商品か、問題解決商品か、嗜好品か
◉ 商品は導入期・成長期・成熟期・衰退期のどこに属するか
◉ リピート性のある商品か
◉ 店舗ビジネスか、通販ビジネスか
◉ 実例(お客さんの声)はあるか など
これらを掛け算のように組み合わせる必要があるため、一概にこうすれば必ず売れる!いうことはできないわけです。
だからこそ、私のようなコンサルタントやコピーライターがゴハンを食べていけるわけですが…
とはいえです。
集客できる広告に早く近づける方法はあります。
それは、「集客できない広告の共通点」を知ること。
「集客できない広告の共通点」を、あなたの広告から排除できれば「集客できる広告」に近づけることができるというわけです。
集客できない広告・誰からも反応を得られない広告でよくあるパターンがコレです。
商品・サービスの特徴だけを語っているもの。
商品・サービスに対して、かなりの自信と愛情を持っている企業がやりがちな間違いです。
「こんなに素晴らしい素材・成分でできた商品だから売れないはずはない!」という思い込みがそうさせるのでしょう。
広告で大切なのは、この商品を使うことで、お客さんの生活がどのように変わるのかを示してあげることなんです。
その裏付けとして、こんな商品特徴があるからです!と伝えるわけです。
商品の売り手とお客さんの信頼性ができていて、お客さんから「頼むから商品を売ってくれ!」という状態になっていれば、どんどん売り込んでください。
商品の価格が、市場価格よりも高額だったとしても、お客さんは気軽に財布を開いてくれるでしょう。
お客さんと信頼性をまだ築いていない、お客さんから売って欲しいというというサインがない場合は、売り込みは絶対にやるべきではありません。
実例とは、カスタマーレビュー・ケーススタディ・お客さんの声・体験談など、第三者からの推奨のこと。
集客できない広告ほど、これが抜け落ちています。
実例は、あれば掲載しましょう!ではないんです。
絶対に掲載しなければならないんです。
人は買おうか迷っているとき、すでに買った人の声を気にするものです。
売る側はどうせいいことしか言わない…と消費者にバレてしまっているんです。
もし、Amazonから「カスタマーレビュー」がなくなったら、どうなるでしょうか。
間違いなく売り上げは激減ですよね。
人の写真がゼロの広告も、高い集客効果は見込めません。
商品の開発に携わった人、社長、体験者などを、必ず1人以上掲載するようにしましょう。
人が登場していない広告は、血が通っていないものになってしまいます。
不動産でも健康食品でも自動車でも飲食でもアパレルでも…。
店舗型でも、通信販売でも、B2BでもB2Cでも、からなず人を登場させませよう。
締め切りがないと人は行動しません。(詳しくはコチラをご覧ください)
「いつでもお気軽にお越しください!」というコピーを見かけますが、新規集客の広告では使わないようにしましょう。
・今週の金曜までがキャンペーン期間ですので、今すぐ!
・今日時点で残り8着しか残っていません、今すぐ!
・冬の割引キャンペーンは、今週終了!
・先着100名様に、○○をプレゼントします!
といったように、早く行動しないと手に入れられないことを伝えましょう。
ぜひ、この集客できない広告の5つの共通点
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1 商品特徴しか伝えていない
2 売り込みばかりしている
3 実例がない
4 人が登場しない
5 締め切りがない
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をチェックポイントとして、これらに当てはまるようだったら、排除するようにしてください。
これを意識するだけで「集客できる広告」に近づけることができます!